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修了式のあと、学生たちとの食事会がありました。



初級の時、担任していたクラスの学生たちからは、
洗脳の成果があり、イチゴのケーキをもらいました。





おいしかった。

いちごたっぷり。

糖分も、ビタミンも、たっぷり。





さんざん食べて、ホール一個、持って帰りました。(笑)





上級クラスになって担任していたクラス。
一人の学生が、コソッとプレゼントくれました。

「帰ってから開けてください」とのこと。


んが、その日はグロッキー気味でしたので、次の日開封


CDでした。


そういえば、彼女とは、日記で最後は音楽の話をしていたなぁと
思い出しました。


2枚のCD。


ジャケットは、彼女の描いた絵。








趣味でずっと描いていると、やはり日記に書いていて、
一度見せてと言っていたのだけど、恥ずかしいからと。


でも、卒業控えた数週間前。


最後だからと、スケッチブックを2冊。
これもコソッと持ってきてくれました。


タッチの違う、いろんな絵が、中にはあって、連ねられた文字も、
すべてがそれを描いた時の彼女の気持ちの色を出しているようでした。




ウイグルの、広大な自然の中で育った彼女は、多感な時期に
親元を離れて、寄宿生活。



「先生、もし、娘さんを持ったら、やっぱり、近くにいてあげて」



そう、書いてあった日記が、とても印象に残っています。



いろんなことに、思い悩んだ日々をひとりで過ごし、荒れて、
沈んで、避けて、という長い時間を経て、今はやはり親の
ありがたさを感じているのだと、言っていた彼女の、その一言は、
とても、重いものだと思いました。




CDの中には、その、悩んでいた彼女を、それを忘れさせてくれる
空間へ連れて行ってくれた曲、悩みながら、心に流れてきた曲の名。

そして、それぞれの曲にある想いの文字が、曲の名前の横にあります。






卒業を、いちばん悲しく思っていたであろう、彼女も、
仲間たちと離れ、新しい生活が始まります。





たくさんの、気持ちのこもった音を聴きながら、思い悩み、
たくさんの経験をして、また、彼女の新しいアルバムを、
作ってほしいと、切に思います。




くれぐれも、健康に気をつけて、がんばってください。



ありがとね。



大切にするよ。