yoru sanpo...
帰ってきて、昼ご飯なのか、夕ご飯なのかよく分らないご飯を食べ、
少しボーーッとニュースなんか観てるうちに、外は少し薄暗く。
むむむっと、起き上がり、パソコンの前に座ります。
ええ。
座るんです。
最近機嫌の悪いうちのパソコンは、急にプツンと電源を落としたりするのですが、それに慣れてきて、間髪入れず再起動「おりゃっ」とやってる自分が
少々怖かったりもします。
立ち直ったパソコン相手に、しばし、授業準備。
で、どうにも煮詰まってしまうので、散歩でもするかと、
借りてたDVDを返しにTSUTAYAまで。
モワッとゆるいゼリーの中を歩くみたいな湿度の空気の中、
テクテク街の中心に向かうのですが、こんなにも人がいるのねと、
不思議に思うくらい、たくさんの人が行き交います。
ま、ボクのその中の1人なわけだけど、こうやって、煮詰まった頭に水加えるつもりの人、笑顔の数々、ヘッドフォンの世界に入る人、一点見つめて自転車シャカシャカこぐ人、コンビニで立ち読みする人、おいしいものを囲んでいる人、それを作る人、人、人、人。
今日の一日。
それぞれに、それぞれの一日があって、それぞれの気持ちの中で、それぞれの一歩一歩を歩いているのだと思うと、なんとも不思議な気分になります。
ボクの歩いているその時間は、多くの人の、切り取った一瞬の、
その一人一人の一面の集まりでもあるのだけど、でも、もしかしたら、
一人の人の生活の中の一面一面にもなり得るのではないかと、
ふと、思いました。
煮詰まる日もあり、笑顔でいられる日もあり、ヘッドフォンの音楽に聞き入る日も、ある。
そう思うと、辛いことのあった日も、帰りの自転車の上で、
笑顔の人の見たときに、「ああ、あんなふうに歩かねば」と
思えたりするわけです。
そのとき、そう、思ってる自分も、また多くの一面のひとつ。
おもしろい。
うむ。
なんだかいいことに気づけた、夜散歩でした。
さ、もうひとがんばり。
珈琲淹れてがむばろ。
熱いの。