『 My Blueberry Nights 』




「道を渡るのは簡単なんだ。


 反対側で、待っている人次第。」






この映画、映画館で観たかったのですが、結局、DVDで。



音楽も楽しみでしたが、なかなかよかったです。






ノラ・ジョーンズも、歌だけでなく、自然な存在感。





レイチェル・ワイズも存在感たっぶり。





そして、その彼女の心と激しく交わるデビッド・ストラザーン。
すごかった。





「信じる」ことを、信じない、ナタリー・ポートマン
『レオン』のときのイメージが強すぎて、今までなかなか
それをなしにして観られなかったけど、今回は違った
ナタリー・ポートマンで観ることができました。





ジュード・ロウも、自然でとてもよかった。
なんだかイメージ変わったなぁ。








「別れ」の多い、映画です。

でも、大きなつながりのある映画です。



ああ、丸っこいドアノブ、かっこいいなぁと思いながら、
映画は終わっていくのですが、人と向き合うことで見える自分が、
どこかにきっとつながるんだということが、ドアのこちらと向こうに
ある気がして、なんだか、心の落ち着ける場所が見つかる作品です。



そして、最後に、小さな白いカップで珈琲飲みながら、
ブルーベリーパイを口に運びたくなります。






うん。


ウォン・カーワイ監督の、あのスローで、光のきれいな映像の感じ。
湿度のある夏のイメージが強かったけど、今回は冷たい空気の中の
温かさも、しっかりありました。

落ち着ける。




よい作品でした。



やっぱり人とは、向き合うこと、大事なのですね。






マイ・ブルーベリー・ナイツ オリジナル・サウンドトラック

マイ・ブルーベリー・ナイツ オリジナル・サウンドトラック