『生きる』



今日は、凹むこと…、というか、ちょっと考えてしまうことあり、
外の清々しい青空と、カーテン揺らして入ってくる心地よい風を
ボーッと観ながらも、思考の球がずっとコロコロどこかを回っている感じです。



う〜ん。



今、BSで、小野リサさんのライブやってて、よく聴いてた高3の夏休みの
時のことなんかも思い出したり。


受験の準備で、友達と約束して、自習しにエアコンない学校行って、
廊下の窓際に机もってって、コツコツやってました。


完全に落ちこぼれていたけど、暑い中、タオル片手に英単語覚えたり、過去問解いたり。



休憩中に、ヘッドフォンステレオで、小野リサさん。

「何聴きよん?」と、友達とヘッドフォン片方ずつ。



なんだか、先の見えないこれからを、考えていた不安とワクワクの
真ん中にいるみたいな気持ち、思い出します。



そのキューッとなる気持ちの位置は、今日のう〜んと考えて、
球の転がる部分に近いみたいで。





昨日、黒澤明監督の『生きる』、観ました。



生きていながら、死んでいるような毎日。


「死」が見えたときに、意識する「生」。


そこで、「死」をそのまま受け入れるだけなのか、「生」を
望んで、嘆くのか、「生」に向かって、「死」までの時間を
を全うするのか。


「生きる」ことの方法を探しながら、主人公は迷い、葛藤し、
突き進みます。



何より、主演の 志村 喬さんの目がすごい。




その「生」に宿る気持ちは、まわりの人の心に届き、つながりを持つ。



「生」は、一人だけのものではなく、他者とのつながりで、
自覚できるものなのかもな、と、強く感じました。




ボク自身、人とのつながりは苦手ですが、でも、そこから「生きる」意味や
きっかけを、もらえていることも十分すぎるくらい分かっています。





“命短し、恋せよ乙女”





自分の歩幅でも、相手を見ていれば、併歩はできる。

一歩一歩、生きていかねば、ですね。





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