徒然に想ふ。
叱ることは難しい。
何を基準に、それがよくないと、言えるかに、自信が持てないからかもしれんです。
いつ、どう伝えようかと、教案の言葉を音にしながら、頭の中で考える。
静かに、冷たく怒るのだけど、それでどう伝わるのかは、彼らにしかわからない。
6月の大きな試験。
それまでの日々に残る、今はきっと不安定な時期。
まだまだ「むむむ」と考える日々が続くでしょう。
大学院。
一人の学生が、研究生で決まりそう。
今日、報告してくれた。
がんばったやん。
褒めるのも、難しい。
がんばったのは、君がいちばんよく知ってるんやから。
入院中だった学生。
明日退院できることになった。
イマイチ元気のなかった、彼の親友の笑顔を、久しぶりに見た。
彼の日記に、「早く帰って来い!」と記してあった。
「!」に彼の想いが表れてる。
予想外のことで、彼もショックだったようだ。
付き添いとアルバイトで、へとへとだったんやろね。
普段はいつも、冗談飛ばし合ってる二人だけど、あうんの呼吸の絆なのだな。
よかったやん。
みんなが、揃う。
月曜日。
クラスの視線は40。
それぞれ、目指すところは違うにせよ、みんな、その時間、クラスで見つめるところは、一つにしようや。
クラスなんやけんね。
そうするように、視線を向けさせるのも、ボクの仕事でしょう。
がんばりますよ、わたしは。
持ってる力は全部使って。
あなたたちが卒業するまで、自分と、あたなたちのために。
一歩一歩、やけどね。
今日はもう寝よ。
ゆっくりの夜だ。
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