帰り道。



陽射し。




窓にあたって、どんどん温度を感じさせてくれます。



お昼過ぎに、もくもくと雲が出てきて、がまんがまんと
自分に言い聞かせてたちびっ子が泣き出すみたいな雨が、
このところ、続いています。



陽射しの、まだ元気な時間。



お昼の買い出しに、出かけた今日。



近所の家の庭の木を、業者さんが剪定していました。



行きはまだ始まったばかりの様子で、まだまだ形も定まらずという感じ。




なんやかんやを買って、帰ってくるとき、同じ道を通ってみると
きれいな坊主頭の中学生みたいに、雲を後ろに、陽射しを背に、
凛と上を向く木。


「おお」なんて思っていると、ふと鼻をかすめる緑の匂い。


アスファルトから上がる、夏の空気とともに、さっきまで、
木の上で、陽射しをつかみ、体に沁み渡らせていたその緑からの匂い。



懐かしさ、かな。



うちの実家は、自然のど真ん中にあったので(引っ越して今の家で暮らす前も)、
よく、祖母や母が庭の草むしりをしていました。


その手伝いをしてたとき、土と緑のその匂いに、包まれていたなぁと、
今日の匂いで思い出しました。


不思議と、嫌いな匂いではなく、「生」を感じる匂い。


前を向ける、匂いというか…、この季節の、生命の匂い。




あれだけの、生命力を、木々は持っているわけだから、
夏の燦々の陽射しの中でも、それを力に変えて、緑を濃く、
していけるのでしょうね。



それぞれができる、それぞれの生き方があるのだね…、と、

ふと思った帰り道でした。





一年も半分過ぎました。



福岡の街は、祭りのパワー満載。





おこぼれもらいながら、今週もがむばってゆきませう。