できること。


朝は、シンと冷え込んで、部屋の中で、ニュースの画面を観ていたら、
自然の力の映像に、どこか視点の定まらないような感覚と、
赤ちゃんの泣き声や、その自然の力をくぐりぬけてきた人たちの声、
表情、涙、そして、笑顔を観ると、もう自然と目と鼻の奥のほうが
ツンとして、涙があふれます。



福岡は、だんだんと、陽射しの温かさが部屋にも射し込み、
日常の洗濯、授業準備をして、無性に人と話くなり、
お昼の買い出しもあって、近所の家具屋の絵画展に行ってみる。



歩いて行く道の陰も、空も、風も、もう春のそれで、
ごくごく、平凡でありふれた一日なのに、その時間の重みや
貴重さを、これほど感じたことがあったかな、と思います。


店主さんと少しだけ、またありふれたことを話して、
絵を観て、自分の思いを感じて。





そんな、きっと、幸せな一日。



被災地で、それを取り戻せる日はいつでしょう。



今、ここで、できることは何でしょう。



この数日間、たくさんの人たちが、その場所場所で考えたことだと思います。



答えを出すのも、その人、人。







できることを、してみます。