『再会の街で』








アダム・サンドラー

好きな俳優さんです。


早口でまくし立てながら、ポロッという一言がドンとツボに入ったり。
いや、それも台詞なんだろうけど、もうそれをあの雰囲気で言われると、と。

で、そういうコメディーのイメージが強いのだけど、今回の作品での彼も、ボクはけっこうよかったなぁと思いました。



なんだろ。

時間はずっと続いていて、その途中、「ああ、あのとき・・・」ということがあっても、時間の連続の中で、その「あのとき」にもう一度触れて、そこを修繕したり、それをふまえた上で新しいスタートがきれる。

1人でのことも、2人でのことも。



でも、もし、その2人での、もう1人が、もう一度「あのとき」に触れる前に、突然いなくなってしまったら。


そして、それが、心から愛していた人だったら。


愛していた人たちだったら。




何かに接して、何かを感じるとき、1人でそれを受け止めても、心にしっかり感じ残すことができる。


でも、それを、心許す誰かといっしょに感じることができたら、きっと、お互いの感じ方の違いにもそれぞれに刺激があって、違う種類の残り方になる気がします。


感じたものを、1つずつそれぞれが別々に感じ残すのか、1+1を、2人で受け入れるのか、2人で感じた2人分の濃さの1を、2人で分け合って心に残すのか。



いずれにしても、そのもう1人がいるのなら、その時その時を、その人と、丁寧に接していかないといけないなと、思いました。



そしてそれは、知り合う一人一人、普段接する一人一人にも、当てはまるのだと思います。



バタバタの毎日で、いろんなことがあって、心の状態も一定じゃない。

だから、口で言うほど簡単でなく、とても困難なことだけど、気持ちの何処かにはいつも、残しておいて、意識していられればと思います。






さ、予告編で、アダム・サンドラーのもう一つの作品の紹介を観てしまいました。


こちらはコメディー。


返しに行ったとき、探してみよう。






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