『赤ひげ』
もう、涙がポロッと出ました。
三船敏郎さんも、加山雄三さんも、素晴らしいのですけど、
「おとよ」ちゃんの出てくるところから一気に入り込んでしまいました。
人の心。
閉じた心を前向きにするのは、愛情。
その愛情も、少しずつ、向ける対象が広がっていく。
そのために戦うこともある。
他にも、ウルッと来る場面、あり、また、クスッと笑える部分もあって、
劇中の中の人とともに、赤ひげ先生に魅せられていきます。
赤ひげ先生は、不器用ながらもストレートな生き様。
自分の弱みを見せ、自分が思いあがったときには遠慮なくそのことを言えと言う。
自然に人を惹きつける魅力。
人に弱みを見せられる人間の大きさ。
自分の意志をしっかり持ち、それを行動で示せる強さ。
90分を超える映画にはくじけてしまうボクが、180分のこの映画に、ずっと釘付けでした。
(本編の途中、「休憩」という文字とともに、5分ほどの休憩時間があります。(笑))
白黒の画面なのですが、三船さんは本当に髭を赤く染めたのだとか。
光と影の印象、音の印象、すごく残る映画です。
うん。
残りの休み、あと何本か黒澤監督の映画、観てみまする。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2007/11/09
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (43件) を見る