『全然大丈夫』


ゆったり、のんびりの映画です。



全然大丈夫、じゃない人たちの、見つける幸せと、感じる切なさ。



けっこう、重いんじゃないかということも、
荒川良々くんの“間”で、クスッと笑える時間になり、
それを感じさせないように、進んでいきます。



出てくる人たちは、どこかに、まわりの見る「ふつう」でない
部分を持ていて、でも、そこが魅力になっている。



尻切れトンボのような終わり方も、エンドロールを見ているうちに、
あ、これでよいのかも、と思えてきます。



何より、劇中に流れているウクレレとギターの音が、
とても心地よく、ホッとした気持ちをくれます。



秋の雨の、音が小さく静かに聞こえる時間に、
ふと見てみたくなるような映画です。




古本屋って、やっぱりよいな。





全然大丈夫 [DVD]

全然大丈夫 [DVD]