『Young@Heart』


金曜日。



怒涛の授業時間でしたが、終わったら、やっぱりホッとできる時間。


午前授業だった先生によると、夕方、きれいに虹が出ていたのだとか。
ボクは観られなかったのだけど。

観たかったな。

そういえば、長いこと観てない気がする。






金曜の授業後は、気分転換&気持ちのリセットの時間。

珈琲+読書 か 映画の時間。





今日は、映画にしました。


バタバタ片づけて、外に出ると、幸い雨はやんでいます。





シャカシャカのんびり、映画館へ。


この道のりも、けっこう好きだったりします。






今日の作品は『Young@Heart』。






もうね、アイリーンおばあちゃんにノックアウト。

かわいい。(笑)






平均年齢80歳を超える、おじいちゃん、おばあちゃんたちのコーラス隊。

歌うのはロック。

アイリーンおばあちゃん、最年長なのです。(笑)

ザ・クラッシュの「Should I Stay or Should I Go」なんか歌っちゃいます。





彼らが刑務所で受刑者たちを前に歌う、

ボブ・ディランの「Forever Young」。





沁みます。



二人で、もうそれはそれは危なっかしく掛け合って歌う、
ジェームズ・ブラウンの「I Feel Good」。


ジミヘンまで歌ってしまう。






死の存在を、意識せざるを得ない状況の中で、明るく、優しく、
前向きに、生きている人達。

その前に「歌」があって、その歌に、彼らの思いが入っていく。



歌が心に響くのは、聴く人のおかれている状況が、大きな要素では
あるのだと思うのだけど、歌う人のこめる思いも、そこに大きく
関与しているのだと、思えました。


カメラの密着している時間の中でも、彼らは、二人の仲間を失います。





そのうちの一人が、コーラスのパートナーだったおじいちゃん。
彼自身も、酸素の吸引器が片時も離せません。


彼が、涙ぐみつつ、歌う、その亡くなった仲間と歌うはずだった、
コールドプレイの「Fix You」。





途中、そのおじいちゃんの目からこぼれる涙。

グッときます。




きっと、原曲とは、伝えるメッセージは違ってしまうのだろうけど
「伝わる」力は、きっと劣っていない。






映画のエンドロールで、最初にボクの心をわしづかみにした
アイリーンおばあちゃんも、その後亡くなってしまったのだと、
わかります。





映画の中で、仲間の死を知らされたアイリーンおばあちゃん。

「私が死んでも、みんな歌うことをやめないで、」と。


そして、


『私が死んでいなくなっても、七色の虹に腰をかけて
 あなたたちをいつも観ているわ』と。




今日の夕方、観えたという虹の話。

そのこともあって、この言葉を聞いた時には

とても温かい気持ちになりました。





うん。



なんだか、観終わったとき、「生きなきゃ」と、思うんです。


できる限りの力で。




打ち込める何かを見つけて。



その時間を、まだまだ持っているのですから。



その後に、ゆっくり虹の上に、座れるように。






いや〜、がんばらにゃ、いかんですね。





はい。




がんばります。(笑)