『ぼくの大切なともだち』



今朝、思い切って布団から這い出し、カーテン開けると、
雪の白に、だれが作ったのか、雪だるまがアパートの駐車場に。(笑)


でも、もう雨に変わってます。




うわわわ言いながらシャワー浴びて、学校行く準備。


バタバタ鞄に資料などなど詰め込んで、自転車で冷たい小雨の中、首を縮めてシャカシャカと。



途中、ぼた雪に見とれつつ、昼過ぎまでせっせとやって、帰ろうと思うと、
今度は雨に。



どないしょ〜、と思いながら、意を決して、帰途へ。



天神あたりで小ぶりになったので、カレーパン買って帰る。






午後は散策しようと思ってたけど、意外と雨が続くので、
DVD鑑賞。



今日は、劇場で見逃した『ぼくの大切なともだち


パトリス・ルコント監督の最新作です。



『タンデム』っていう作品に似てたかな。






主人公は美術商。





顧客の葬儀に出席し、自分の誕生日パーティーで、その話を始めます。

「参列者が7人。さびしいものだよ」と。




でも、そこにいる仲間たちに、「お前の葬儀は誰も来ない」と口をそろえて言われる。




「お前には友達がいないから」と。




親友がいるという彼に、10日後にそれを証明しろと賭けが始まる。










うん。

いろいろ、考えさせられます。


友情も愛情も、証明できるものではなく、するようなものでもない。


友達を作るレッスンを受ける彼に、「思いやりをもつんだ」という
アドバイスが送られるが、「思いやり」を“持とう”と思った時点で、
それは「思いやり」ではなくなるような気がする。


「やさしさ」というのも、きっと同じで、「やさしくしよう」と思った
時点で、それは似て非なるものになってしまうような、気が、する。



友情や愛情と同じように、意識して目を凝らすと、見えなくなってしまう、
分からなくなってしまうもの。


無意識の中の、気持ち、なのだろうから。


こう書いてて、矛盾してるなと思うけど、その矛盾の「む」にも
透明になる傘をかぶせてあるような、いや、視野の中に存在してないような、そんな、感覚なのだ。





ストーリーは、でも、わかりやすく、盛り上げてくれる。




最後は、ほっこり、温かく。








このシーンが何ともいえず、好きです。








ともだちとは。

友情とは。







双方向の気持ちのあるものは、単純ではない。


それを、解き明かす必要もない。


思って、感じて、いればよい。






ボク自身、あまり人とかかわるのが得意ではない。


でも、とにかく、自分の思う「自分らしく」を透明な感覚で
まとって入れれば、それが自分の歩幅となる、気がします。








うん。


よい作品でした。


また、ダニー・ブーンさん


ジュリー・ガイエさん


素敵な俳優さんも発見。



彼らの出演作も、また探してみよう。








さ、明日も天気が悪そうですが、チラッと散策できんかいなと思案中です。




明日は旧正月



学生たち、今頃パーティーでせう。



みんな元気に、新年好!





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タンデム [DVD]

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