杭。
夜、珈琲飲みます。
最近、特に。
チョイ遅くに。
寒いんで、すぐに冷めてしまうのですけど、
心のこもったお店の豆で淹れると、冷めても、
琥珀の色が変わらない気がします。
丹精の、色なのでしょう。
考えることや、感じることは多々ありますが、
こうやって紛らわす、というよりも、小さな正方形の
並べ替えで、隙間を埋めたり、変えたり、しながら、
何かを整理している時間、かもしれません。
整理 − 納得、とはいかなくても、気持ちの蛇行の幅を、
狭くすることには、必要な時間だと思います。
八千草薫さん。
西村美和さん。
う〜ん、イメージが融和しなかったのですけど、
素晴らしく、よかったです。
もちろん、鶴瓶さんの存在感も大きかったですけど、
やっぱり、八千草薫さんの、そこにいることのすごさがありました。
「ホンモノ」と「ニセモノ」
「表」と「裏」
「嘘」と「もう一つの嘘」
「人は誰しも、何かになりすまして生きている」
そうですね…。
八千草さんみると、うちのばあちゃん、思い出すからか、
珈琲のマグカップもつ手も、ゆっくりで、昔のことを思い出します。
きれいなこと、ばかりでない。
でも、暗く湿っぽいことばかりでもない。
その場その場で流されない、自分の杭を、
持ってないといけないなと思います。